2010/11/26

期末テスト

転校後初めての定期テストが始まります。
学校に行けなくなってから一年近く殆ど勉強はしていません。

支援をお願いし、学校に行きたいという気持ちを引き出して頂き学校に行く準備期間中に漢字や数学の問題集の解る範囲をやっていました。

期末テストの5日前ぐらいから、さすがに勉強しないとという意識が見え始め、机に向かっていました。
英語に関してはワークの提出があったのですが、なんせ一学期から二学期の期末テストまでの範囲をうめて提出しなくてはなりません。

息子は答えを横に一生懸命書き写しています。写すという作業だけでも相当ありますが、提出期限には出来ていました。
この写すという行為をどうとらえていいのか、藤本先生にお伺いすると「投げ出してる感じではなくどうにかしてやり終えているのでよし」というふうに言って頂きました。

テスト初日は理科と英語でした。帰ってからの第一声が「英語全然できへんかった」で、やはり英語は文法などが理解不能になっているみたいです。

テスト2日目は、テスト後に以前受けていなかった柔道の再テストがあり、前の晩「受けんとこかな・・・」と言っておりましたが受けてきました。
まだ体力的に自信がなかったのでしょう。

3日目最終日は数学があります。これもワークの提出があり、解らないなりにも教科書を見ながら、姉に教えてもらいやっていました。

なんとか3日間のテストも受ける事ができ、今回はテストを受ける事と提出物を期限に出すという事ができているのでそれだけでもOKと思い、また少し一歩前進出来た事に安堵な気持ちになりました。

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2010/11/05

S先生の訪問

継続して登校する事は出来、安定はしてきている感じはします。
一度、様子見も兼ねて藤本先生からS先生に訪問してもらいましょうと言われお願いしました。

息子はS先生が訪問する事を知りません。
平日、下校後友達と遊びに出掛け遅くまで帰って来ません。

家内が息子の携帯にS先生が来てる事を伝えると
「わかった、今から帰る!」とは言ったもののなかなか帰ってきません。

その頃我が家では門限の時間をはっきりと決めていませんでした。
この先このような状況が続くのもよくないと思い、S先生に相談すると、「門限の時間をきちんと決めた方がいいのでまた藤本先生に相談された方がいいと思います」と言われました。

帰宅後待って頂いていたS先生と息子で食事をし二人で話していますがあまり会話はなかったようです。

息子としては学校にも行っているし特に相談する事もないようで以前のようにS先生にベッタリと言う感じもなかったです。

S先生も「今学校にも行けているし友達とも遊んで帰ってきた後に、またゲームをするのも疲れているのに・・・という感じなんでしょう・・・」と言われました。
また「そうなって行く方が良い傾向です」とも言って下さいました。

私としては何かあればまた訪問してして頂かないといけないと考えていますので「それはそれで良いのだろうな」思いました。

以前はS先生が来るのを楽しみにしていましたが頼らないでも大丈夫になったのかな?と息子が少しは成長したのだろうかと思いました。

再登校する時には何から何までお世話になって頼りきっていたので段々と訪問の先生とも離れて行くのが自然なのだろうかと思いました。


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2010/11/01

学校行事②

息子はなんとか休まずに登校できています。

以前から足のこぶし辺りがずっと痛いと言っており、登校前に「今日の体育どうしようかな・・・どうしたらいいと思う?」と聞いてきました。

家内は「わからないわ、自分の事やから自分で決め・・・」と言うと「休むから連絡帳書いて」と言いました。

家内は足の痛みの程度がわからないので「自分で決め・・・」と言ったもののこんな簡単に休んでいいものなのか・・・と思っていたようでした。

この場合親はどのように対応すればいいのか藤本先生にお聞きすると「お母さんにはわからない」までにしましょうと言われました。
「自分で決めて」と言ってしまうと「自分で好きにして良いのだから休んで良いと受け取らせてしまいます」と言われました。

家内は後からその通りだなと思ったようで、まだまだ勉強していかなければと痛感していました。

学校から帰った息子はだんだん痛みが増してきたみたいなので、家内が整骨院に連れて行きました。

診察の結果「偏平足がひどく筋肉もないので足に負担がかかり痛みがあるようです」といわれました。
痛みもだんだん広がっていくようなので足にスポンジをあててテーピングを暫くして様子をみる事になりました。

明日柔道のテストがあるようですが、息子は「明日テストどうしようかな、最初からやっていないからわからへんしな・・・」と家内に言いました。
家内は「ふ~ん・・・・・・」とだけ言いました。

藤本先生に相談すると「柔道のテストはキツイのかな、追試してくれるかもしれないし本人に任せましょう」と言われました。
その夜、息子は連絡帳を持って来て「明日の体育見学するから書いて・・・整骨院の先生が体育は休みなさいと言ったからと書いてくれへん」
と言ってきました。

家内は「嘘は書けない、見学しますとだけ書く」と言いました。
その事を藤本先生に伝えると「親は嘘はつけないから正解の対応です」と言って下さいました。

それから数日後、柔道の授業が最終日のある朝、息子は「受身で倒されたら足がまだ痛いから見学する」と言ってきました。
家内は自己申告なので見学する事を連絡帳に書きましたが「少しぐらい痛くても授業を受けたら・・・」と思わず言いそうになったようです。

後で藤本先生に相談すると「理由が一応あるからよしとしておきます」と言われ「これからも避けたい事もたくさん出てくるでしょうが、アウト・セーフしっかりこちらで見極めていきます」と言って下さり家内は心強く思いました。

公立に転校して半月が経った頃、英語の授業に戸惑っているようで家内に「不定詞がわからへん・・・」と聞いてきました。
やはり約一年間勉強から遠のいていましたので無理もないかと思いました。

その後息子は家内に「3年になったら塾行くわ」と言いましたが、家内は「一年間の勉強が抜けているので三年からではちょっと遅いのでは・・・」と言いそうになりました。
その事を藤本先生に相談すると「公立だと3年からの塾はちょっと遅いです」と言われ「こちらでタイミングはかりますから相談しながら進めましょう」と言って下さいました。

転校後、毎日起きる出来事にその都度対応して下さる藤本先生の指導は大変心強く、我が家に合わせた対応をして頂けた事に感謝しました。

思春期にもさしかかり不登校生独特の育て方を指導して頂けた事は勉強になる事がばかりです。


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2010/10/28

学校行事①

2週目も何とか毎日登校出来ています。

段々クラスにも慣れては行ってるようですが体力は流石に落ちているので体育が辛いようです。
丁度、柔道を習う時期で受身をやっているようなのですが体も細くなっているので自信もなかったようです。

藤本先生からも「今週の体育は見学もOK」と指示が出ていましたので息子は見学すると自分で決め、翌週から体育の授業を受けました。
初めての柔道は中々難しいようで家で受身の練習を家内相手にしていました。
その後体育の授業で持久走が始まりました。

運動場のトラックを何週も走るのはきつく、息子自身もヤバイと感じたのか、毎晩夕食後に近所を走っていました。
走ると決めたら雨の日もカッパを着て走っていました。

雨の中走った翌朝、いつもの時間に家内が声をかけると息子が「昨日雨の中走ったのでちょっとしんどい、ちょっと様子みるわ10分後に起こして」と言いました。
家内はまた不安がよぎりましたが、10分後に声をかけたら起きてきました。

息子はきっと自分の気持ちの中で葛藤しながら、藤本先生に以前言われた言葉が頭をよぎったと思います。

藤本先生に無事登校した事を伝えると「すでに休んだ時の対応を考えていましが、これぐらい葛藤するターンがとれたら価値あるね」と言って頂き、やはりあの時の藤本先生の一喝
息子にとって必要な事であったと改めて思いました。

毎年この時期、クラスが団結する合唱コンクールがあり放課後も毎日練習します。
公立に転校して初めて登校した日は、クラスがちょうど合唱の練習を始める日で息子も最初から練習に参加出来た事はよかったです。

息子は毎日の歌の練習と風邪もひいていましたので喉が痛くなり咳がひどくでていました。
家内はまた「しんどい」と言わないか毎朝起きてくるかという不安は常にありましたが、自分で薬を飲んだり、首元を温かくして登校していました。

家内は転校後初めての学校行事で見に行く事を楽しみにしていましたが、当日の朝息子は「見に来んといてよ」と笑いながら返事をし登校していきました。
この年頃の男の子はやはり照れくさいのもあるのでしょう。

家内は友達と見に行き、後ろの方からみていましたが息子が友達と笑みをうかべながら舞台に上がって行き堂々と歌っている姿を見て胸が熱くなったようでした。

私も息子の様子を聞き、藤本先生に支援をお願いしてこの時期に学校に行く事が出来本当によかったと改めて思いました。




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2010/10/19

一喝

再登校2週目になり火曜日からは親のみの朝対応になります。
家内も先週・昨日と行き渋りが出たので不安のようでした。

朝、藤本先生が予定外の訪問をして下さいました。
藤本先生自身も昨日の息子の体温計操作?に、納得されなかったようです。

息子もこの日は学校に行く準備も整い、出る時間までテレビを見ています。
藤本先生は息子の登校時間まで近くで待機して下さっており、登校時間に合わせて家に入って下さいました。

登校時間になり家を出る前に、藤本先生が「少々しんどくても、お腹痛くても学校は休むな!」と息子に一喝して下さり息子も「はい!」と返事をしていました。
この日は家内に「行ってきます!」と言い藤本先生に見送られながら登校しました。

私も藤本先生と一緒に息子の後姿を見送りました。
息子の姿が見えなくなると藤本先生は急いで次の予定先に向かわれました。

この日を境に息子の意識の中に藤本先生の言葉が根付いているようで継続して通えるようになって行きました。

息子の場合、予想していたより早い時期に行き渋りが出ましたがここで「登校するのが当たり前」と言う意識を植え付けてもらえたことで壁を超えていけたのではないかと思います。

親だけではこのあたりの対応は難しいのではないかと思います。
休ますかどうするか考えている間に時間が過ぎて休ませてしまう事になるのが多いのではないかと思います。

登校刺激・再登校・継続登校を繋げて行くには先生方の力を借りないと困難な事だと思います。
どこで挫けるかわかりませんのでその都度適切に支えて頂けたからこそ克服して行く事が出来ると思います。

各家庭で環境が違うと思いますので我が家に合わせた対応をして頂けたことは大きな支えになりました。



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2010/10/18

二週目

先週火曜に再登校し木曜に行き渋りが出ましたが何とか金曜も登校しました。
土・日の休日は友達と遊び「一週間は何とか終わったな」と思い月曜を向かえました。

この日から、訪問の先生は来られませんが藤本先生が待機して下さっています。

朝です。
まだ息子が起きる予定の時間にはなっていませんがまたしても「なんかしんどい・・・体温計持って来て」と家内の携帯にかけてきました。

家内はなんとなく嫌な予感はしていましたが、今回は訪問の先生もいない状況でどう対応していいか不安で一杯でした。
体温計を持って行き、しばらくしてから息子の部屋に行くと「37度○○ある・・・」と言いました。

家内は「ちょっとしんどいからってすぐに休めるのと違うで!」と咄嗟に口から出てしまいその事を藤本先生にメールすると「それは私がいいますから」と言われました。

その後も家内は息子が起きてくる気配がないので不安になり状況を藤本先生に随時報告していましたが藤本先生は「まあ私が入って対応しますから」と言って下さり家内は少し気持ちが落ち着きました。

息子が藤本先生に「熱があります・・・」と言ったのでもう一度藤本先生の前で熱を測る事になりました。

熱はありません。
只、最初に使った体温計を家内が落としてしまい壊れたので予備の体温計で測る事になってしまい息子が嘘をついていたのかどうかは断言出来ない状況でしたので藤本先生も納得出来ないという感じでした。

その後藤本先生が「少しぐらい熱があっても学校は行くのが当り前!」と言って下さり
息子は登校して行きました。

登校した後、私に「大人なら少々熱があっても仕事に行くでしょう」と言われました。

ここの壁を越えさせる事に意味があると思いました。
微熱程度で休ませいてはこの先小さい壁でつまづく事になると思いましたので息子自身の意識の中に「学校は行って当り前」と言う気持ちが出来てきたのかと思います。

朝、行き渋っていましたが帰宅後は至って普通で友達と遊びまわっています。
今のところ登校出来ていればOKなのでとにかく毎日通わせる事を最優先していました。

10ヶ月以上学校に行かず昼夜逆転もしていて体力的にも辛い時期だと思いますが「慣れるしかない」と思い不登校の頃の習慣から抜け出すにはある程度厳しい指導をする必要があると思いました。



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2010/10/14

不登校の後の再登校後すぐに問題が

再登校二日目は無事に登校しました。

三日目です・・・

不登校から再登校した後、すぐに試練が・・・

家内が朝息子の部屋のドアをノックし「○時やで」と声掛けをしようとドアを開けるとすごい熱気がありおかしな気配が漂っていました。

何を考えたのか10月なのに暖房を最強にして寝ていました。
体が火照ってしまっていてダルそうにしています。

家内が消して「暖房ガンガンついてるやん」と言うと息子が「・・・知らん・・・」と言い家内は時間だけ告げ部屋を出ました。
その時家内はなんか嫌な予感がしていました。

台所で朝食の準備をしていると家内の携帯に息子の携帯から電話があり「ちょっとしんどい、体温計持ってきてくれへん」と言ってきました。
朝対応でS先生が家に入っ下さっていましたのでその事をS先生に話すとS先生が息子の部屋まで体温計を持って行って下さいました。

暫くして息子が「37度○分ある・・・」と。

不登校から再登校してもすぐに休もうと

息子の中では37度以上あれば学校を休んでも良いと自分で決めているようです。
以前、不登校になった時も37度以上あれば休んでいました。

休んでいたと言うより休ませてしまっていたと言う方が正しいと思います。
その頃はインフルエンザの疑いもありましたので「微熱が出たら休んでも良い」と息子に染み付いていたようです。

暖房をワザと入れていたのか冷房との間違いなのかは不明です。
体温計で熱を測った時も息子一人でしたので自分で体温計を温めて温度を上げた可能性もあります。

家内は家の近くで待機してくださっている藤本先生にすぐにメールでその事を伝えると、藤本先生は「早めにはいります」と言って下さいましたがこんなに早く行き渋りが出るとは思っていませんでしたのでかなり動揺してしまいました。

息子は部屋から出てきてもう一度体温を測りそのままトイレに入りました。
その時も「37度○分やった」と自己申告しました。

藤本先生に「本当に熱があったら起きてこれない」と・・・と言われ私もそう感じました。

「37度ぐらいの微熱ですぐに学校を休もうと思うな」と息子に言って頂き結局その後、藤本先生とS先生に見送られ登校して行きました。

不登校から再登校したものの三日後とは・・・

登校して行く様子を私も見ていて藤本先生に「ちょっと怪しいですか?」と聞いたのですが「かなり怪しいです、行き渋る事は必ずありますがまだ三日目なので早すぎます」と言われました。

S先生が藤本先生に「今日の夕方訪問しましょうか?」と聞かれ「そうして下さい」と返事されました。

確かに10ヶ月ぶりに登校したので息子に取ってもきつかったと思いますがここを越えないと継続登校は無理だと思いました。

この日のような事が起こった場合、私達両親だけでは登校させる事は困難だと感じ不登校になった頃を思い出しました。
先生方が居てくれたからこそ息子本人が学校に向かって行けたと思います。

まず、1週間を目標にしていましたので3日目での問題発生にはショックでした。



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2010/10/12

再登校(公立に転校)

いよいよ登校日となりました。

再登校(転校)する日が近づくにつれて息子も緊張のせいか落ち着かないようでした。

学校に下見に行き担任の先生とも会い、友達とも打ち解けてはいますがなんせ10ヶ月ぶりの学校、しかも公立への転校ですのでそれも仕方ない事です。

登校する二日前、夜中5時頃トイレに起きるとリビングに明かりが・・・
息子が起きていてパソコンを触っています。

その姿を見て何も声を掛けませんでしたが息子も私が見に来た事はわかっています。
二日後に登校を控えているのにまだ昼夜逆転していて大丈夫だのだろうか?と心配になりました。

登校前日、N先生とS先生が来て下さり息子との会話でその事が話題になると息子が「最後の夜更かしをしてた」と言ったそうです。

登校するにあたり訪問の先生方が息子を連れて足らない文房具を買いに行ったり、制服や持ち物の確認などして下さり親は一切準備に関わりませんでした。
肝心の教科書がやはり間に合わなかったのですが、息子にとってはあまり気にしていないように思えました。

登校当日は藤本先生とN先生・S先生が対応して下さいました。
家内は藤本先生から、朝食を作った後はなるべく息子から離れて家の用事をしておいて下さいと言われてましたのでその時は何をするともなく、息子と二人にならないように家の中をウロウロしていたようです。

家内は息子から離れるようにしていましたが、学校に行く用意をして部屋から出てきた時に居合わせてしまい息子は家内に「弁当と水筒をカバンに入とってくれへん」と言いました。
家内は「今、洗濯しないといけないから自分で入れて」と言いました。

不登校以前通っていた私立はクラブの荷物が多く、リュックと登校カバンの中は一杯でしたのでお弁当箱などが入れにくく家庭教育の知識もなかったので家内が入れてやっていました。
その時は通学の電車の時間に遅れてはいけないと子供の問題を親の問題所有にしていました。

朝食も終わり顔を洗った後、以前の丸刈りとは違う伸びたヘアスタイルには慣れておらず中々思うように整えられないようで洗面所の横を通った家内に「ハネてるの直してくれへん」と言ってきました。
機嫌を損ねて登校に影響してはいけないと思いましたのでその時はやり方を教えながら直してやりました。

登校の時間になり、N先生とS先生と一緒に「行ってきます」と言い家を出ました。
家内は「いってらっしゃい!」とだけ声をかけ玄関には行きませんでした。

その後家内は二階の窓から登校する息子の後ろ姿をみて「やっとこの日が来た」という安堵の気持ちで、この時はあまり大きな不安はなかったようでした。

私は朝仕事に出てしまったので息子が学校に行く姿は見れませんでしたが、家内から「行ったよ」とメールが来た時は「遂に行ったか・・・」と肩の力が抜けました。

その後一時間程度後、藤本先生・N先生・S先生が自宅に戻ってこられ登校時・学校での様子を伝えて下さいました。
(S先生は次の訪問先に向かわれました)

登校時は息子とN先生・S先生が徒歩で学校で向かいその後を藤本先生が着いて行って下さいました。

息子は上着を着て登校しているのですがその日は気温が高く他の生徒達は上着を着ていなかったようでそれを見た藤本先生がN先生にメールで「上着を脱がして下さい」と伝えて頂き息子もそれに従いました。

藤本先生は息子が気後れしないように、あらゆる面で細かい配慮をして下さいます。

学校に着き息子と一緒にN先生・S先生も校長室に入り待機して下さり、その間上靴の購入がまだでしたので購買部まで買いに行きました。
息子は転校生なのでまず挨拶をしないといけません。

最初に職員室で大きな声でしっかりと挨拶をしたそうです。
在籍していた私立でしっかり挨拶をする事を教えられいたのでそれが出たようですねとN先生が話して下さいました。

クラスでも挨拶をしてその後息子がN先生とS先生の横を通った時に首が真っ赤になり緊張している真顔の息子にS先生が「頑張れよ」と声をかけて下さいました。
S先生の「頑張れよ」の一言に息子はどれだけ救われたことでしょう。

藤本先生も「今日のところは無事登校出来ましたので喜びましょう、おめでとうございます」と言って下さいました。
その時家内は「長かったです・・・」と肩の力がぬけたようでした。
今日の日を迎える事が出来て言葉には出来ない程の感謝の気持ちが溢れました。

その後継続登校をしていく上で、これから起こりうる問題などの対応の仕方を教えて頂きました。
この時、「継続登校」の難しさを改めて感じました。

その後藤本先生とN先生は次の訪問先に向かわれました。

昼間息子が学校に行き家の中が空っぽになりました。
11ヶ月ぶりにやっとやっとこの日が来ました。

夕方、息子が学校から帰ってきました。
第一声は「あ~疲れた!」でした。

その言葉を聞いた時思わず私も笑顔になりました。
息子は帰宅後すぐに友達とグローブとバットを持って公園に遊びに行きました。
家内も久しぶりに嬉しそうに遊びに行く姿をみて胸にジ~ンときたようでした。

その夜S先生が訪問して下さり、明日の用意を手伝って下さいました。
一部教科書が揃っていませんが暫くは登校するだけで良いと思いますので勉強の事はまだ気にしていませんでした。

長い一日が終わったのと同時に継続して登校させて行く必要がありますのでこれからが大変だと感じました。




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2010/10/08

転校準備

公立中に転校する準備をする段階になりました。

登校刺激の時には息子が「10月7日から登校する」と宣言していましたが学校の都合で12日が登校日となりました。

制服は公立に転校すると決まった時点でS先生と息子が買いに行きました。
制服の販売店は自宅の向かいにあり店の人も息子が私立に通っている事は知っています。

突然公立の制服を買いに行っても「どうしてだろう?」と思われるので前もって家内が「事情があって転校する事になりました」と伝えおき「息子が制服を頼みに行く」と話しておきました。

しかし「何故親が買いに来ないで知らない人(S先生)と買いに来るのだろう?」と思われていたことでしょう。(理解されなかったと思います)

制服や体操服は登校する日までに揃いそうですが教科書が問題でした。

私立で使っていた教科書はそのまま使えるのですが科目によっては出版社が違う場合は取り寄せないといけません。
取り寄せが必要な教科書が多く有り、それには私立から公立に書類を届けてもらう必要がありました。

私立・公立それぞれにお願いはしているのですが中々スムーズにいかなく登校までに間に合うか不明な状態でした。


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登校前にS先生と息子が学校に挨拶に行き学年主任の先生や担任の先生と初めて会い登校するにあたり必要な持ち物や準備する物を教えて頂きました。

一番気になっていた授業の進み具合をS先生が聞いて下さったのですが学校としては勉強面に関してはあまり重要に考えておられないようでしたので「息子自身が不安」だという事を伝えると教えて下さいました。

教室も廊下から見学させてもらい「休んでいる間に目が悪くなっていましたので席を前の方にして頂く事は出来ませんか?」とS先生が聞いて下さったのですが転校生なので一番後になると言われました。

これからお世話になる学校に親も挨拶に伺う必要があると思いましたのでS先生と息子が学校に行く前に家内が学校に向かい初めて担任の先生にお会いしこれまでの経緯や息子の今の状態などをお話させて頂きました。

先生方も本来なら家内と息子が一緒に挨拶にくるものと思っていたでしょうが快く時間を作って下さった事に感謝しました。

登校直前には何人かの友達に家に来てもらい学校やクラスの様子等を教えてもらう事になっていました。
予定では翌日となっていたのですが友達の都合で急遽本日に変更になりました。

息子とS先生が学校訪問から帰ってくると既に自宅の前で友達三人が待ってくれていました。
息子が制服から着替えている間S先生が友達に「これからわからない事もあるので助けてやってほしい・・・」とお願いして下さいました。

友達もS先生の目をみて「はい」と答えてくれたと聞きありがたい気持ちで一杯になりました。

その後S先生が息子達にお菓子を買ってきて下さりました。
息子が友達とゲームをしたり話したりしている姿をを遠くから家内と見る事が出来、友達とスムーズに打ち解けていることがわかりました。

S先生も次の訪問があり、あまり時間がなかったので息子の状態を確認出来ると家を出られました。

その後も家内は「何を話しているのか、どんな様子なのか等」気になるので暫く用事をするふりをしながら息子達を見ていました。

前の学校(私立)でのクラブの様子を聞かれたり小学校時代にその友達等としていた少年野球の話など楽しそうに話していました。

数ヶ月ぶりに友達と遊んでいる息子の姿を見た家内は「やはり友達の存在は大きい」と改めて思ったようでした。




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2010/09/30

転校先(公立中)に挨拶

在籍していた私立中に退学の手続きを済まし公立中に転校する準備をしていく事となりました。

色々な事をお願いする為に藤本先生とS先生と家内が学校に足を運びました。
校長室で校長先生・教頭先生・学年主任の先生が対応して下さいました。

事前に支援をして頂いている機関の方も一緒に伺わせて頂く事を伝えています。
藤本先生が挨拶をし転校に関して協力してもらいたい事を伝えて頂きました。

クラス編成の件で一番親しい友達と同じクラスにして頂く事は可能かどうかを尋ねると人数的には難しいという事でしたが、この後にある学年会議で検討するという事でした。

藤本先生が登校に関しての流れの資料を学校の先生方に確認して頂きながら説明をして下さいました。

やはり、すべてを理解して協力して頂くという事は中々難しい事のようでした。
学校としては転校生という感覚なので「そこまでしなくても大丈夫ですよ」的な考え方だと感じました。

受け入れて頂く事が重要だと感じていましたので現状ではこれ以上望む事は難しいと感じました。

その後、学年会議で一番仲の良い友達と同じクラスにして頂けました。

転校する場合全て一から揃える必要があり大変な事だと思いました。
手続きも色々あり迅速に進みませんでしたが予定の登校日までに間に合わせるように一つづつ進めていくしかありません。

自分達の力だけでは出来ない事もあり色々な方のお力を借りながら準備を進めていきました。



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2010/09/21

在籍校に挨拶

転校する事が決まりその準備をしていく必要があるのですがその前に在籍校(私立)に退学の手続きをしなれけばなりません。

退学の手続きを兼ねて、けじめとして息子を学校(私立)に挨拶に行かせた方がいいのではと思いました。

その事を藤本先生に話すと「辞めると決めた私立に行く事で未練が残る事になるのではないか」と心配して頂いていました。
しかしやはり「筋を通す」と言う意味もあって息子を学校に行かせる事にしました。

私立に挨拶に行く前日、藤本先生から私に「お父さんからけじめとしてちゃんと学校で話してくるよう言って下さい」と指示が出ていましたので息子に「明日学校に行くのやろ、一つのけじめだから自分の口で話して来るように」と息子に伝えました。
その時息子は神妙な顔をしていました。

挨拶に行く当日、昨夜はあまり寝られなかったようで目の下に「くま」が出来ていました。

突然「行かない」と言い出す事も考えられましたので訪問のS先生に来て頂き、ゲーム等をして息子の緊張を和らげて頂きどのように挨拶をしたらいいかなど一緒に相談に乗って頂きました。

先生に言う事をメモしていましたが「本番は自然と言葉が出てくるもんや」と言い、メモを持っていきませんでした。
S先生は「この辺が甘いと」息子の性格を見抜いておられます。

昼過ぎS先生に見送られて家内が運転する車で私立に向かいました。

10ヶ月ぶりに制服を着ました。
身長が伸びているので制服が小さくなっていました。

行く直前には何回もトイレに行き緊張しているようでした。
出る前には「緊張すると喉渇くわ」と本音をポロツと吐き、S先生にいつもよりちょっかいを出し緊張をほぐそうとしていました。


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学校に着きました。
試験期間中の午後なので同級生はいなく、一部クラブをしている生徒が居ました。

学校の前で「やっぱり学校に入れない」と嫌がるのかと思いましたが意外?とスムーズに学校に入って行ったいけたようです。

職員室を訪ね担任の先生が対応して下さいました。
その後、別室に移り学年主任の先生も来て下さいました。

担任の先生も学年主任の先生も10ヶ月ぶりに息子に会ったので身長が伸び大きくなった姿を見て驚いていました。

二人の先生に「大きくなったな~」と、握手をしてもらい担任の先生が「転校する事はお母さんと決めたのですか?」と家内に聞かれると、息子が即座に「ボランティアの人と決めました」と返事をしました。

息子が「○○中学(公立)に行くと決めましたのでこれからも宜しくお願いします」と言い、もうお世話になる事は無い筈なのに咄嗟にその言葉が出たのは息子にとってもそれが精一杯だったのだろうと思いました。

主任の先生が「せっかくこの学校に通って友達も出来た事だし、友達ともこれで終わりと思わずにまた何処かで会う事もあるだろうし頑張れよ・・・」と言って頂きその事を家内から聞いた私もまたいつか何かで繋がる事があるだろうと思いました。

学校を後にする時、家内は「もうこの学校に来る事はないんだ」と思うとなんだか寂しくなったようで帰りの車の中、息子はボンヤリと外を眺めおり家内も入学当時の事や色々な事が蘇り帰宅した時には涙が溢れ出ていました。

これで在籍していた私立との関係はなくなりました。
転校して行く公立に向けて私も家内も気持ちを入れ替えていこうと改めて思いました。






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2010/09/18

手紙屋 蛍雪篇~私の受験勉強を変えた十通の手紙

おすすめの本を紹介させて頂きます。

私自身この本と学生の頃出会っていれば今と違った人生になっていたかも知れません。
受験勉強を控えている学生や中高生にはもちろん、親御さん方にもおすすめします。

著者の喜多川泰氏は塾を経営されています。
日々子供達と接しておられますので指導者からの視点で作品を書かれています。


【内容説明文より】

「何のために勉強するんだろう?」
「何のために大学に行くんだろう?」
だれでも一度はそんなふうに思ったことがあるのではないでしょうか?

この本の主人公「和花」は、部活と友だち付き合いに明け暮れる高校2年生。
夏休みを目前にしたある日、進路のことで父親と衝突してしまいます。

大学に行きたいけれど、成績が足りない。
勉強しなきゃと思うけど、やる気になれない……。

そんな和花に兄の喜太朗が紹介してくれたのが、謎の人物「手紙屋」。
十通の手紙をやりとりすることで、夢を実現させてくれるというのですが……。
モヤモヤした今の気持ちを吹き飛ばしたい一心で手紙を書き始めた和花が、
「手紙屋」とのやりとりを通じてどのように変わっていくのか?
勉強の本当の意味とは? その面白さとは? そして、夢を実現するために本当に必要なこととは?


手紙屋 蛍雪篇〜私の受験勉強を変えた十通の手紙〜
喜多川 泰
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2010/09/14

転校決意

公立中が受け入れて頂けてる事が確認出来ましたので転校する事が可能な事を藤本先生が息子に伝えて下さいました。

それを受けて息子が私と家内に自分の口から話す場を藤本先生が作って下さいました。
登校刺激の時と同じような設定で息子本人の意思であると言う事を認識させる為でもあります。

まず藤本先生と息子が話をして自分で両親に話すように伝えて頂いています。
暫くして他の部屋に居てる私と家内の所に藤本先生と一緒に来ました。

息子が私と家内に向かって「本当は私立(在籍中)に戻って欲しいと思っているだろうけど公立に行く(転校する)事に決めました」と言いました。

本人も辛そうでしたが悩みに悩んだ末の事なのでその事を受け入れました。

息子もやはり「在籍の中学校には戻り辛い」と言い不登校中もたまに連絡を取っていた友達が「こっちに(公立中)来いや」と言ってくれていた事などが息子にとっては大きかったようです。

私自身、やはり私立に復学して欲しい気持ちが強く、口では「わかった」とは言いましたが自分の中で気持ちを整理するまで時間がかかりそうな気がしました。

家内もその事をN先生・S先生に話しましたが「そう思うのも当然の事だと思います」と言って下さり私達の気持ちもわかって頂けた事で助けられました。

私も家内も学校に行く事の方が大事だと考えていましたので息子が選んだ公立中にスムーズに登校出来るように支えていかなければと気持ちを切り替えるように覚悟しました。

その後藤本先生が息子に「公立中に転校する事になったが私立から逃げるのではなく、
公立中に行ったら高校受験があるのだから、それを目指して行く必要がある」と話して頂き
息子に対して「逃げるのではなくあえて挑戦して行く事を選らんだ事」を認識させて下さいました。

私も家内もその事を言って頂きかったのでありがたく思いました。

これで転校する事に決まりました。

登校刺激を行って頂いてからの期間は落ち着きませんでした。
息子も行く先がどちらになるのかがわからない状態でしたので辛かったと思います。

私立中に復学すれば受験をせずに高校に上がれる事が考えれるのにあえて高校受験の必要がある公立中を選んだ息子の意思を尊重し転校に向けて全力で進めていくことにしました。



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2010/09/07

転校先

息子本人が公立中に転校すると決めました。
しかし転校出来るかどうかは調べてみないとわかりません。

藤本先生から指示があり、私には「登下校時の生徒の様子や授業時間中の学校の付近の様子を調べるように」と言われ、家内には「通っているいる生徒の親御さんに学校の中の様子を聞くように」と言われました。

仕事中、公立中のまわりを数回見に行きました。
登下校している生徒達を見ても意外と落ち着いていて生活態度が乱れ気味の生徒も居ないようでした。
授業時間中も学校を見に行きましたが外から見る限り落ち着いていて問題点は無いように感じました。

家内も公立中に通っている親しい親御さん数名に電話で事情を話し(息子が不登校になっている事に皆驚かれました)学校の様子を尋ねると「生活指導の先生が厳しくどの生徒も服装や髪型等も校則を守っていて各クラス荒れている事なく授業も成り立っている」という事でした。

最初、藤本先生から転校すると決めても授業が成り立っていない場合や学校が受け入れてくれないような場合は、転校は難しいと言って頂いていたので学校の雰囲気からしても転校する事も可能なように感じました。

学校の様子は大体把握出来た事を藤本先生に伝えると、私と家内で「一度公立中に行って実際に親の目で確かめてくるように」と指示がありました。

後日、私と家内で公立中に行きました。
校長室に通して頂き、校長先生・教頭先生・学年主任の先生が対応して下さいました。

不登校になった経緯を話し本人が公立中に転校したい意思がある事を伝えると校長先生が「校区に住んでおられる方で登校したい意思があるのなら喜んで受け入れさせて頂きます」と言って頂き「現状の学校の様子は市内でも落ち着いている方だと思います、授業も成立しています」とも言って頂きました。

家内が「転校するとなった場合親しい友達と同じクラスにして頂く事は可能ですか?」と尋ねると「各クラスの人数バランスからその友達のクラスに入れる事は難しいかもしれませんが検討はします」と言って頂けました。

教頭先生・学年主任の先生も「息子さんがが前向きに考えておられるのなら一度学校見学に来てみてはどうですか?」と声を掛けて下さいました。

(*この時点ではFHEに支援して頂いている事は伏せています)

公立中の受け入れ態勢は良いと考えられますが、学校としては長期不登校であった事よりどちらかと言えば「転校生」のような捉え方だと思いました。

藤本先生も公立中の対応を「最大限の協力はして頂けるようですね」と言われ転校する事も可能であるような感触は掴めました。

藤本先生からも指摘されたのですが「転校生とは根本的に違うと言う事を伝えきれない」もどかしさがありました。

しかし公立中に協力して頂かないと転校する事は難しいと思いますので受け入れて頂ける環境にある事に感謝の気持ちを持ちました。



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2010/09/03

復学か、転校か・・・

昼頃、S先生に来て頂く事になっているのですが息子本人が復学か転校かで迷っています。

昨日の登校刺激の話の中では気持ち的にも私立に復学する意思を見せていたようでした。
藤本先生も気持ちが半々なら復学すべきだと息子に伝えていますので息子本人もそのあたりは理解しています。

昼頃になりS先生がお見えになりました。
息子と会う前に私と会い話しました。

私が「まだ決めれてないようでS先生と相談して決めるようです」と話すと「復学・転校した時のメリットとデメリットをそれぞれ伝え復学に向けれるように話します」と言って頂けました。(この時、私は復学する事になるだろうと思っていました)

その後S先生が家に入り息子と二人で話をしました。
中々息子も決めきれないようでS先生から1時までに決めるようにと言われS先生は一旦家の外に出られました。

息子が言うには「私立に通う事は距離的にも遠く不登校期間中、友達の誰とも連絡を取っていないので戻りづらい」と。

実際、通学するには最寄の駅まで自転車で20分、電車で20分、徒歩20分の時間がかかります。
通っていた期間はその遠さも当り前の事でしたがやはり一度通えなくなった息子にとってはものすごく遠く感じているのだと思います。

また公立に通っている地元の友達とは不登校期間中も連絡を取っていたようで転校する方が居場所があると考えていたようです。

時間が1時になりS先生が「約束の時間だよ」と声を掛けると、相当悩んだ挙句 「・・・公立に行く」(転校する)と言い決心したようです。

その時S先生が持って来て頂いた復学に向けての準備のプリントに「○○中学校(公立の学校名)」と息子が記入しました。

息子とS先生が最後の相談をしていたのを昼食を作りながら遠目で見ていた家内が私の仕事場に来て「公立に転校すると決めた・・・」と言い目には涙が浮かんでいました。

私もある程度は転校を覚悟していましたが実際にそれが決まると複雑な気持ちになりました。

しかし息子の意思を尊重する事の方が重要だと思いましたので気持ちを切り替え転校に向けて準備をして行く必要があると思いました。不登校期間が10ヶ月と長期にわたっていますので一日でも早く登校させる必要があると考えていました。

家内が藤本先生に電話で「転校する事に決めたから・・・と息子が言った時は、全身の力が抜けていくようでしたが事実を受け入れようと思います」に伝えると「息子さんの気持ちはわかりました、しかしまだ転校出来ると決まったわけではないので私から息子さんに話します」と言われ夕方、息子あてに電話をして頂きました。

藤本先生が電話で息子に「転校したい気持ちはわかった、しかし転校出来るかどうかはまだわからないので気持ちは固めるな」と言われ息子もそれを了解しました。

ここからは大人の判断が必要になりました。
「転校先の公立中が現在どのような環境であるか、授業は成り立っているか、学校自体が受け入れてくれる体制であるか等、色々調べる必要がある」と藤本先生から言われました。

私自身も高校受験をするのなら公立に転校する方が良い事はわかっていましたが全く未知の学校に入っていけるものかと不安でした。



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2010/09/02

登校刺激

藤本先生がスケジュールを調整して下さり9月2日に登校刺激を行うことになりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

登校刺激当日・・・

先ず訪問のN先生・S先生・私・家内の4人がでファミレスで会い、N先生から登校刺激の大体の流れを説明して頂きました。

3時頃、訪問の先生方がまず家に入り4時頃に私と家内と藤本先生がそこに入って藤本先生が息子に対して色々な視点から話をして行きます、と。

「長い時間掛かると思いますので今日の夕食は食べれないと思っておいてもらった方が良いと思います」と言われ「1日で話がまとまらない場合は明日も行いますのでそうなれば結論は明日になります」とも言われました。

この打ち合わせの場に藤本先生が合流する予定でしたが藤本先生の前の予定がなかなか終わらないようで到着までもう少しが時間が掛かりそうなので先にN先生とS先生が自宅に向かい家に入って頂きました。

その後、暫くして私と家内の待つファミレスに藤本先生が到着されました。
3人で最終の打ち合わせをし藤本先生が資料を元に現在の状況や今までの流れを確認していきます。

家に入った時、息子が始めて藤本先生に会うので万が一息子が逃げ出す場合も想定して部屋の間取りも確認されました。(前もって信頼関係の出来ている訪問の先生がその場に居てるので逃げる事はないだろうと考えられますが念の為確認しました)

息子が居てる部屋に入る順は「先頭に私、続いて藤本先生、その後に家内」と言う順に並んで入ります。

車でファミレスを出て自宅に向かいました。
駐車場から歩いて自宅に入り私が先頭になり訪問の先生方と息子の居る部屋に入りました。(私と家内の緊張は相当なものでした、遂にこの時が来たかと思い後は藤本先生に全てを任せようと心に決めました)

私の後ろに続いて部屋に入られた藤本先生が息子に声を掛けます。
「○○○○!(息子の名前)」

藤本先生から私と家内に「ご両親は席を外してもらえますか」と部屋から出て行くように指示があり他の部屋に移動しました。

藤本先生が息子の名前を呼んだ時、それまで訪問の先生方とゲームをしてリラックスしていた息子の表情が一瞬で険しくなり、とっさに立ち上がっていました。

「突然家にやってきたこの人は一体誰?」と思った事でしょう。

16時、藤本先生の登校刺激が始まりました。

最初は藤本先生と息子だけで話をして下さいました。
訪問の先生方はいつ呼ばれても部屋に入れるように家の違う場所で待機して下さっていました。
暫くして訪問の先生が部屋に入ったり藤本先生が外に出たりと息子との話の進み具合で随時出入りがありました。

その都度、藤本先生から状況を話して頂きました。
まず息子の「学校に行きたい」という意思があるという事を話して下さった時、家内は今までの莫大な不安から胸をなでおろすような「ホッとした気持ち」になったようでした。

その後息子のさまざまな気持ちを引き出しながら話をして下さいました。

話の内容は「私立(在籍校)に復学する事を前提に進めていますが公立に転校する選択もあると言う事も話した」という事でした。
流れ的にも「親が望んでいるように私立に復学する形で進めていますので・・・」と言った感じでした。

しかし息子が「復学しても高校は受験して他の学校に行きたい」と言ってる事を聞いた時は全く思ってもいなかった事なので驚きました。
藤本先生が「その事の意思が強いようです」と話され、その時の心境は私も家内も複雑でした。

午後9時頃、藤本先生から話があり「大体のメドは立ちました」と。
「今からここ(私と家内が待機している部屋)に連れて来て本人から話させます」と言われました。

暫くして藤本先生と息子が部屋に来ました。
息子も正座して表情も真剣です。

そして息子が話しました。
「まだ私立(復学)に行くか公立(転校)に行くかは決めてませんが今家に来てくれているNさん・Sさんに手伝ってもらって10月7日から学校に行きますのでそれまで家に居させて下さい」

藤本先生が息子に「お母さんに言う事は?」と声を掛けると
「学校に行ってない間、御飯を作ってくれたのに食べなかったりしてすみませんでした。
部屋の壁に物を当ててしまい傷つけてすみませんでした。お姉ちゃん達が勉強しているのにうるさくしてすみませんでした」

藤本先生が「お母さんに暴言を吐いたり何でそんな事をしたのか」と聞くと暫く黙っていましたが「家に一人で居て寂しかった・・・」と息子が手で涙を拭いながら言いました。
(家内も涙ぐんでいました)

藤本先生が「お父さんに言う事は?」と声を掛けると「学校に行ってないのに僕の為に働いてくれているのにすみませんでした」と息子が言いました。

藤本先生から息子に「学校に行っていないのだから漫画を買いに行く等、昼間の外出は禁止。お姉ちゃん達に文句を言うことも禁止」と登校するまで問題行動を禁止するように指示が出て息子もそれに「はい」と答えました。

長時間掛かりましたが息子の口から「学校に行く」と言う言葉を聞いたときは言葉が出ない状態になりました。
藤本先生が色々な角度から息子に接して本人の本当の気持ちを引き出して頂けたと思います。

その後、藤本先生と息子が部屋を出て息子はN先生とS先生が居てる部屋に行きました。
(この時藤本先生が息子の体に触れながら歩いている姿を見たときは息子にとって藤本先生は恐い存在ではありますが絶対的な信頼をしていると感じました)

藤本先生が私と家内の居る部屋に戻ってこられ「学校に行く意思はありますが復学か転校かで相当迷っています」と言われました。

暫くしてN先生から藤本先生に連絡があり「息子が復学か転校を決めるのに2週間待って欲しいと言っている」と。
藤本先生は「考える期間が2週間と言うのは長すぎるし時間をかけても結論は同じなので一晩で考えて明日には決めるように」と言われました。

息子もそれを聞き翌日にS先生が訪問して下さる事になっていますので、その時までに決めてどちらにするかと言う事になりました。

私と家内も息子がどちらに決めるだろうか、と色々な事を考えました。

復学すれば10ヶ月も通っていないので居場所があるのだろうか、
勉強の遅れを取り戻しその上に受験までするのは可能なのだろうか、
中高一貫校なので他の高校を受験する事は難しいのではないだろうか・・・

転校するとしても全く未知な学校に息子が入っていけるものなのか、
学校は受け入れてくれるのだろうか、
もし転校先でも登校出来なかった場合の事など不安なことばかりが次々と出てきました。

息子本人が希望して受験して通った学校なので復学する事が出来れば他の多くの生徒と同じようにそのまま高校に上がる事になると考えていましたがそれは親の解釈で息子はそうは考えていないようでした。

藤本先生が「私立に復学させる事は出来ない事ではありませんが本人の意思ではなかった場合問題が出る事が考えられます」と言われました。

私も家内も「息子の意思を尊重してどちらを選んでもで支えて下さい」と藤本先生にお願いしました。

時間は11時を回っていました。帰られる際に藤本先生が「暫くファミレスで待機していますので、何かあればいつでも連絡してきて下さい」と仰って下さいました。

帰り際に藤本先生が「マニュアルはないのですよ」と話されました。

私もそう感じました・・・
「息子本人がどう考えているかわからない状態で親の考えでだけで解決出来るものではないと言う事がわかりました。家庭環境・学校・両親・子供、それぞれが複雑に絡み合っている中から解決の糸口を見出して行くにはマニュアルでは決して出来ないものだと実感しました。登校刺激を行って頂いている間にも色々な事柄が出てきてその都度先生方が対応して頂けたから解決の第一歩を踏み出す事が出来たと思いました」

藤本先生・N先生・S先生が帰宅後、息子が風呂に入った後顔を合わせましたが、表情にも険しさは無く穏やかになっているように感じ、家内への態度も変わっていました。

復学か転校かは相当悩んでいるのが見て取れますが悩んで当然の事だと思いました。

長い長い一日が終わりました。
藤本先生・N先生・S先生、ありがとうございました。



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