2010/04/10

訪問のお兄さん

訪問のお兄さん(大学生のボランティアの方です)が毎週決まった時間に来てくれる事になりました。

その事を家内が息子に伝えていて本人も来ることは知っています。
午前中に来てもらう事になっているのですが来るまで会うかどうかわからない状態です。

初回訪問の日になりました。

・・・起きません。

お兄さんも無理に会おうとはせずドア越しに声を掛けてくれて
手紙を残してその日は帰りました。
(お兄さんの挨拶に返事だけはしました)

帰った後息子はその手紙を見て内容を見ながら
「ふ~~ん」って感じで「来てくれたんか・・・」とそれなりに満足していたようです。

来週は会うかな?っと思って一週間待つ事にしました。

で、次週です。
当日、息子も来る事はわかっています。

この時も部屋から出てきません。

お兄さんが部屋をノックして声を掛けました。
息子が返事をしたのでお兄さんが「ドアを開けるよ」とドアを開けました。

息子はベッドで正座していました。
お兄さんから少しの時間ですが話しかけてもらい数分ですが会話をしました。

何気ない内容の会話ですが息子も話し相手が来てくれた事を
嬉しそうにしていたようでした。

不登校になって家族以外の外部の人と会う事が出来て良かったと
家内と一安心していました。

で、次週以降です。

お兄さんが来ることには抵抗が無くなりましたが
その日の気分で会う日があったり起きない日あったりする事が続きました。

会って将棋をしたりアニメを見たりキャッチボールをしたりする事もありましたが
それ以上に動きはなくお兄さんからも
「僕が学校に行くように話す事もできないですし、何か指示する事もしないです」と聞いていました。

春休みに入った頃は地元の公立の中学に通っている友達と出掛ける事もあり
お兄さんが来る日も出掛けてしまっていた事もありました。

春休み期間中は学校も休みなので気も楽なのか外出する事もあり体調も少しはマシな状態でした。

春休みが終わり新学期が始まる日は息子も落ち着かないのか
一睡もしていないようで早朝から起きていました。
姉達が登校して行く姿を見ていました。
この頃から昼夜逆転が再び始まりました。

その後もお兄さんと会う事は出来る事が続きました。
午前中に来てもらっていたので一睡もせずに会いお兄さんが帰った後寝る事もありました。

お兄さんと会っている時は凄く楽しそうに会話をしていました。
何とかしてお兄さんを通して支援先の施設に通いそこから復学に向けて進めていけないものかと考えていました。




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