2009/11/10

行き渋り

私立の中学に通っていましたので電車で通学していました。

普段は駅まで自転車(20分程度)で行ってましたが
体調が思わしくなかったので家内が駅まで車で送って行く日が続いていました。

駅に着くと憂鬱そうな表情で足取りも重くなります。

取り合えず階段を上がって行くのですがすぐに下りてきます。
一度はホームまで行った日もあるのですが時間に遅れて電車に乗れなかったと言って車まで戻ってきた事もありました。
(家内がなんとなく戻ってくるのでは?と思い車で待っていました)

「駅のトイレで吐いた」と言って戻ってきた日もあります。
そのような状況を私(父)に家内が電話してくるのですが
私も「電車乗ったら済む事やから乗るように言え!」と強く言ってました。

それでも電車に乗る日はなかったです。
一度家内が駅まで送って「今日はもう帰るからちゃんと行きなさい!」と言って
車を移動して隠れていると自分でバス停に行って
「どのバスに乗れば家に帰れるのだろう?」と辛そうに見ていました。

その姿を見た家内はあまりの苦しそうな表情を見て涙が止まらず
「ここに居てるよ車に乗ればいいよ」と声を掛けて家に帰ってきました。

その後も何度か自転車で駅に向かうのですが
「途中でこけた」「定期が切れれた」とか言って帰ってくる日が続きました。

最後は駅まで車で行ったのですが時間的に間に合わず
私(父)に学校まで車で送ってもらう?と声を掛けると「うん」と返事しましたので
車で送って行きました。
(学校までは車で45分程度です)

少し遅刻する時間ですが何とか車から降りて
私が「さ~男の子やから思い切って行こう(学校に入ろう)」と言いましたが
体を斜めに歪め顔面蒼白になりもの凄く苦しそうな気配が伝わってきました。

こんな状態で学校に入れるのは危険では?と思い暫くしてから
「家に帰るか?」と声を掛けると「うん」と返事をしたので車で連れて帰りました。

帰りの車では横になっていたのですが
時間が経つにつれて顔色も良くなり
「これはしばらく休ます必要があるのではないかな」と思いました。

この状態で学校に入れる事が良いのか連れて帰った事が良いのかの判断は今でもわかりません。
親として苦しむ子供を見るのは辛かったので連れて帰りましたが「・・・う~~~ん」って感じは今でもあります。




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