転校する事が決まりその準備をしていく必要があるのですがその前に在籍校(私立)に退学の手続きをしなれけばなりません。
退学の手続きを兼ねて、けじめとして息子を学校(私立)に挨拶に行かせた方がいいのではと思いました。
その事を藤本先生に話すと「辞めると決めた私立に行く事で未練が残る事になるのではないか」と心配して頂いていました。
しかしやはり「筋を通す」と言う意味もあって息子を学校に行かせる事にしました。
私立に挨拶に行く前日、藤本先生から私に「お父さんからけじめとしてちゃんと学校で話してくるよう言って下さい」と指示が出ていましたので息子に「明日学校に行くのやろ、一つのけじめだから自分の口で話して来るように」と息子に伝えました。
その時息子は神妙な顔をしていました。
挨拶に行く当日、昨夜はあまり寝られなかったようで目の下に「くま」が出来ていました。
突然「行かない」と言い出す事も考えられましたので訪問のS先生に来て頂き、ゲーム等をして息子の緊張を和らげて頂きどのように挨拶をしたらいいかなど一緒に相談に乗って頂きました。
先生に言う事をメモしていましたが「本番は自然と言葉が出てくるもんや」と言い、メモを持っていきませんでした。
S先生は「この辺が甘いと」息子の性格を見抜いておられます。
昼過ぎS先生に見送られて家内が運転する車で私立に向かいました。
10ヶ月ぶりに制服を着ました。
身長が伸びているので制服が小さくなっていました。
行く直前には何回もトイレに行き緊張しているようでした。
出る前には「緊張すると喉渇くわ」と本音をポロツと吐き、S先生にいつもよりちょっかいを出し緊張をほぐそうとしていました。
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学校に着きました。
試験期間中の午後なので同級生はいなく、一部クラブをしている生徒が居ました。
学校の前で「やっぱり学校に入れない」と嫌がるのかと思いましたが意外?とスムーズに学校に入って行ったいけたようです。
職員室を訪ね担任の先生が対応して下さいました。
その後、別室に移り学年主任の先生も来て下さいました。
担任の先生も学年主任の先生も10ヶ月ぶりに息子に会ったので身長が伸び大きくなった姿を見て驚いていました。
二人の先生に「大きくなったな~」と、握手をしてもらい担任の先生が「転校する事はお母さんと決めたのですか?」と家内に聞かれると、息子が即座に「ボランティアの人と決めました」と返事をしました。
息子が「○○中学(公立)に行くと決めましたのでこれからも宜しくお願いします」と言い、もうお世話になる事は無い筈なのに咄嗟にその言葉が出たのは息子にとってもそれが精一杯だったのだろうと思いました。
主任の先生が「せっかくこの学校に通って友達も出来た事だし、友達ともこれで終わりと思わずにまた何処かで会う事もあるだろうし頑張れよ・・・」と言って頂きその事を家内から聞いた私もまたいつか何かで繋がる事があるだろうと思いました。
学校を後にする時、家内は「もうこの学校に来る事はないんだ」と思うとなんだか寂しくなったようで帰りの車の中、息子はボンヤリと外を眺めおり家内も入学当時の事や色々な事が蘇り帰宅した時には涙が溢れ出ていました。
これで在籍していた私立との関係はなくなりました。
転校して行く公立に向けて私も家内も気持ちを入れ替えていこうと改めて思いました。
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先日、こちらの記事にコメントし、送信したのですが、なぜか失敗(涙)新たな気持ちで再コメントさせていただきますね。
返信削除藤本先生にご心配いただきながらのごあいさつ。ラムネさんんご夫婦もですが、息子さんも頑張られましたね。
相手にとっていい話でないことを伝えるときは、大人でも気持ちが重いですものね。
息子さんとは全くレベルが違いますが、私は中学の時に運動部を辞めたことがあります。貧血がひどく、厳しい練習についていくことができませんでした。一緒に入った幼なじみたちは続けているし、自分一人退部することは、気まずく、惨めでした。
顧問の先生に話しにいくときにも嫌みをいわれるか、怒られるかとドキドキでしたが、「俺に言わずに黙って別の部活に移るやつもいる中で、よく話にきたな。これからも頑張れよ。」と言って下さり、一気に気持ちが軽くなり、すっきりした気持ちで次の部活に入ることができました。
その顧問の先生は翌年、私のクラスの英語の担当となりましたが、あのときしっかり自分の気持ちを伝えないまま次の部活に移っていたら、きっと気まずい思いのまま、下を向いて授業を受けていたと思います。
辛い事実と向き合い、必要があれば相手に伝える。このことは、けじめをつけ、次の道に進むために必要なんだな、とそのときに思いました。
でも、事柄によってはこれが正しいとは限らないこともあって、私の場合、まだまだ失敗もしてしまうんですけどね…。
「転校先に挨拶」も読みました。
仲良しのお友達と同じクラスになれたとのこと、本当に良かったです。
以前、入学した私立中を夏休みで辞めた女の子のことを書きましたが、先日小学校の行事があったときにそのお子さんと会いました。
私はそのお子さんのお母さんと知り合いなので、少し話もしましたが、以前とは違い、帰宅時間も早くなり、休みの日には近所のお友達と遊びに行ったり、元気に過ごしているそうです。私も見覚えのある制服を着て、にこにこしている姿を見てあたたかな気持ちになりました。
我が家の長男は、相変わらずモンハンに熱中しています。
ぶにん先生のブログにもありますが、中学生には大人気のようです。もうすぐ冬休みですし、ますますゲーム三昧になりそうです(汗)
かのんさんへ
返信削除再コメントありがとうございます。何か不調の原因でもありましたでしょうか?
私立への挨拶は「けじめ」として必要だったと思います。息子自身にとっても区切りになったようで行かせて良かったと思います。
かのんさんのクラブの話も大切な事ですね。
学生時代にそういった事を経験していることは大きいと思います。
転校先には本当に恵まれていました。
不登校から転校する事は大変困難な事だと認識していましたので新しい環境に入っていけるものかと大きな不安がありました。
藤本先生・訪問の先生方に支えて頂けたから転校していく事も出来たと感じています。
毎日登校して友達と遊び自分の居場所を見つける事が出来た事で不登校の頃家にこもって居た頃とは見違えるほど元気になりました。
モンハンって流行っているのですね?
息子は野球ゲーム・サッカーゲームぐらいしかしていないようなのでそのあたりは無知です。
ゲームよりもAKBとかのアイドル系に目覚めてきたようです。
先日も友達がAKBのイベントに行ったのですが自分も行きたいようでした。
テレビに好きなアイドルが出た時などは真剣に見ています。
・・・そういう年頃のようです。